ちえラジChat、木曜日が始まりました。 今月のフリートークは、岩手県普代村での食や生活についてお届けしていますが、今回は「車社会」についてお話ししようと思います。
地方ぐらしといえば「車は必須」とよく言われますよね。 実際はどうなのか、自分なりに感じたところをまとめてみました。
典型的な「車社会」の風景
普代村から北へ数駅行ったところに、久慈市という街があります。 ここはまさに、車社会だなと感じる場所でした。
駅前にはあまりお店がなく、スーパーや衣料品店が集まっている中心市街地までは、駅から徒歩で30分ほどかかります。 バスも本数が少ないので、自分も買い物に行った帰りは30分ほどえっちらおっちらと歩くことになりました。
商店街も駅前よりはロードサイドが中心という印象で、やはり車での移動が前提になっているんだな、というところです。
意外と歩けてしまう普代村の暮らし
一方で、いま自分がいる普代村はどうかというと、意外と車がなくても生活ができてしまったりします。
もちろん村全体で見れば広いのですが、商店や駅などの機能が中心部にギュッと集まっているんです。 徒歩10分から15分もあれば、だいたいのお店を回れてしまいます。
漁港の方まで行くとしても、歩いて30分ほど。 自転車があれば十分ですし、意外と車がなくても困らないな、というのが正直な感想です。
「脚力が全てを解決する」横浜育ちの感覚
なぜ自分がそう感じるのかと考えてみると、出身地である横浜での経験があるのかなと思います。
横浜は坂道が多くて、自転車を使うのも危なっかしいような場所が結構あります。 結局は「歩くこと」が一番確実で、脚力が全てを解決する……そんな街で過ごしてきました。
その感覚からすると、普代村での移動距離は「普通に歩ける範囲」なんですよね。 村の人からは驚かれることもありますが、自分にとってはそれほど苦ではないというわけです。
買い物とコミュニティのあり方
買い物についても、今はAmazonなどのネット通販があります。 都会に住んでいても、ニッチなものは結局ネットで買うことが多いですよね。 リアルな店舗で買えるものの割合が変わるだけで、生活の質が極端に下がるわけではないのかな、と感じています。
また、車社会についても少し思うところがあります。 ゲームの『Cities: Skylines』をやっていても、車が増えすぎると渋滞が起きて、消防車が辿り着けずに消防署前の建物が全焼する……なんてトラブルがよく起こります。
現実でも、車移動ばかりになると道中での会話や偶然の出会いがなくなってしまいますよね。 目的地にならない場所でのコミュニティが生まれにくいのは、車社会の影響もあるのかもしれません。
「歩兵の誇り」を持って
自分自身、車を運転しないということもありますが、あえて「車に頼りすぎない生活」を考えてみるのも面白いのではないかと思っています。
いわば「歩兵の誇り」とでも言いましょうか。 歩くことで見えてくる景色や、地域との繋がりを大切にしていきたいところです。
もちろん、集落が離れている地域では車が不可欠な場面も多いですが、場所を選べば車なしの地方生活も十分に可能性がある。そんなことを感じた滞在でした。
今回のエピソードはこちらから聴くことができます: 地方ぐらしに車は必要なのか?
明日は金曜日、新コーナーとして「AI」についてお話しする予定です。 ではでは・・・。