ポッドキャストウィークエンドでご挨拶させていただいた皆さま、ありがとうございます。 今回から新しく聞き始めてくださっている方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんなわけで、今回は自分が普段行っている「プログラミング講師」を通じて感じている、今の時代に求められる役割についてお話ししました。
中学校でのプログラミング授業
自分は今、中学校(義務教育学校の中学部)でプログラミングの講師をしています。 対象はだいたい30〜40名ほどの生徒さん、全10コマの授業を担当しています。
内容はScratchの基礎から始まり、JavaScriptへの移行、そして自由制作といった流れです。 最後には全校での発表会もあり、そこまでを一つの区切りとして毎年活動しています。
AIを使いこなす生徒たちの姿
最近の授業で驚くのは、中学3年生の皆さんが当たり前のようにAIを使いこなしていることです。 学校でGoogle Workspaceが導入されていることもあり、Geminiなどを活用しているようなんですね。
ただAIに作らせるだけでなく、土台をAIで作って、そこに自分なりのアレンジを加える。 そんな工夫をしている生徒さんが非常に多くて、今の学生さんの適応能力には本当に驚かされます。
正直なところ、「もう講師はいらないんじゃないかな?」なんて思ってしまうほどです。
「教える人」から「伴走者」へ
とはいえ、全く役割がなくなったわけではありません。 自分が感じているのは、答えを提示する「プログラマー」としての講師ではなく、一緒に歩む「伴走者」としての役割です。
例えば、英語のエラーメッセージが読めなかったり、フォントのせいで「(小文字の)L」と「1」を見間違えていたり。 そういった、本人では気づきにくい「間違い探し」を手伝ってあげる存在は、まだ必要とされているのかなと思います。
求められるのは「コードを書く力」ではない
今のプログラミング講師に求められているのは、1から10まで完璧にコードを書けるスキルではないのだと思っています。
- 論理的に考えてアドバイスができること
- 分からないことやつまずきに寄り添えること
- 間違えたときには素直に「ごめん」と言えること
プロのエンジニアレベルではなくても、少し先を行く「レベル5」くらいの知識を持って、子どもたちの背中を押してあげる。 そんな大人が増えていくことが、これからの教育には大切なのかなと感じています。
大人が少しだけプログラミングを知っておくことで、子どもが困ったときに手を差し伸べられる。 そんな関係性が築けたら素敵ですよね。
今回のエピソードはこちらからお聴きいただけます。
明日は水曜日、「まちのえんがわキャスト」についてお話しする予定です。 それでは、また。