ちえラジChat金曜日、始まりました。 今週の週替わりテーマは「AIについて」ということで、「不安定を許容する」というお話をしてみようと思います。
AIの出力はとにかく不安定
今更言うまでもないことかもしれませんが、AIの回答って本当に不安定ですよね。 不安定というか、毎回変わるというか。
同じことを聞いても毎回ちょっとずつ違うことを言ってきたり、毎日同じような内容を出力してもらっても、その仕方が少しずつ違ってきたりします。
内容の濃さも毎回違う。1を聞くと10が返ってきてこっちがあっぷあっぷしてしまうときもあれば、案外文字数だけで中身がスカスカの内容を書いてきたりもする。 答えを解釈する方が労力がかかるから、自分もおいそれとは聞けないな・・・なんて思うこともあります。
自分も最近、音声での記録をAIに読み込ませてまとめる、ということをやっているのですが、やっぱり書式が安定しないんです。 「このパターンで書いてね」と指示していても、見出しのレベルが内容と食い違っていたり、Markdownの記法が指示と違っていたりすることがよくあります。
LISTENのはてなブログ連携などを見ていても、見出しレベルの指示がたまに無視されているような場面を見かけることがあって。 指示しても結構無視されることがあるんだな、というのが正直なところです。
「嘘」という言葉の違和感
最近は「AIは嘘をつくから」という声もよく耳にしますよね。
人間が嘘をつくプロセスとは違うものなので、自分はあまり「嘘」とは言いたくないのですが、不安定で不正確なことが多いのは確かです。 ただ、こういう不安定さをずっと見ていると、今の時代はこの「不安定さを許容する」ということが大事なんじゃないかな、とすごく思うんです。
不安定さをどう受け止めるか
AIの回答は基本的に不安定なもの。 だからこそ、その不安定なものを受け止めて自分がどう思うか、という「受け手側」の気持ちが大事なのかなと思います。
不安定な回答の中から「こことここは使えるな」と拾い上げて、どうすればちゃんと使えるものになるかを考える。 そこから先を考えることが、すごく大事な気がするのです。
安定が当たり前の社会へのアンチテーゼ
ここはAIに限った話ではないかもしれませんが、安定していないことを当たり前だと思って、それと程よい距離を保って暮らす。 そんな感覚が重要だと感じる機会って、意外と今は多くないのかもしれません。
何かを依頼すれば必ず一定の結果が返ってくる、それが当たり前の社会。 そんな体制に対するある種のアンチテーゼを、AIが突きつけてきているようにも感じられます。
不安定なものをうまくこちら側で吸収して暮らしていく、という考え方。 それが今の私たちには、ひょっとしたら欠けているのかもしれないな、と改めて思ったりしました。
音声版はこちらからお聴きいただけます。
明日は土曜日でお休みですが、地域系ポッドキャストの日の振り返りをお届けする予定です。 週明け月曜日には、また一週間の予定をお話しできればと思います。
ではでは。