木曜日になりました。今回の「ちえラジChat」は、フリートークということで、最近感じている「デジタルツールの利用格差」についてお話ししました。
AIやコンピューターなど、ツールを使いこなしている人とそうでない人の差が、ここ最近、非常に極端になっているのではないか・・・と感じています。
広がる「文化の断絶」
地域のコミュニティに関わっていると、特にその差を実感することが多いです。
AIをバリバリ活用して情報を発信している人がいる一方で、全く触れたことがないという人も多い。これは世代を問わず、若い世代でも同じような傾向があるようです。
以前、学生団体(インタビュー時点ではみなさん卒業されてたのですが)の皆さんにインタビューした際、AIを少し使っただけで「パソコンだとそんなこともできるんですね!」と驚かれたことがありました。 実際にはスマートフォンでもできることなのですが、そもそも「ツールで何ができるか」という認識自体に大きな隔たりがあるのかもしれません。
ゲームについても同様で、やっている人は詳しいけれど、やらない人は全く知らない。その中間があまりにもないために、共通の話題を見つけることすら難しくなっているのが現状なのかなと思います。
共通言語がないもどかしさ
この格差が進むと、単なるスキルの違いではなく「文化の断絶」にまで繋がってしまうのではないか、と危惧しています。
お互いに話す共通言語がないと、住んでいる場所は同じでも、論理的な居場所が全く違うものになってしまいます。 そうなると、お互いの活動へのリスペクトが持ちにくくなったり、「そんな考え方はあなただけだ」と少数派として切り捨てられてしまったりすることもあるわけです。
自分自身、プログラミングやゲームの話題が好きなので、地域のコミュニティで話すときはかなり気を遣います。
背の立たない川で泳ぐような感覚
ITコミュニティでは高度な会話についていくために必死に泳ぎ、地域のコミュニティでは「カラム」や「USB」といった言葉すら専門用語に聞こえないよう、細心の注意を払って言葉を選んでいます。
例えるなら、常に「背の立たない川で頑張って泳いでいる」ような感覚でしょうか。 思いっきり下に屈んで話すか、背伸びして話すかのどちらかで、気兼ねなく等身大で話せる感覚がなかなかないのが、正直なところ少しやりづらいなと感じています。
中間の層が増えてほしい
少数派が「普通じゃないから合わせなさい」と処理されてしまう状況は、やはり大変な思いをすることも多いものです。
だからこそ、ツールを「そこそこに使う」という中間の人たちがもっと増えてほしいなと思っています。 お互いのことをもう少し知り合える、そんな緩やかな繋がりが生まれることを願っています。
今回のエピソードはこちらから聴くことができます。 listen.style
明日は金曜日。地域についての話題をお届けする予定です。 ではでは。